わたしたちについて
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設立趣旨
少子高齢化の急激な進行により、若人に係る社会保障の負担が増大し、医療保険制度としての国民皆保険制度も、その継続が危惧されています。
近年における食生活の欧米化や過食、車社会を始め電化製品等の利便性追求による運動不足等に寄って、日本人の多くが罹りやすい糖尿病等の生活習慣病は急増してきています。そして今や生活習慣病にかかる医療費は、総医療費の3分の1を占め、更に全死亡の6割にも達している状況にあります。
このため国は、平成18年度において医療保険制度を抜本的に改革し、その柱の一つとして生活習慣病対策を推進することを位置づけ、平成20年度から特定健診・特定保健指導を医療保険者に義務づけました。
つまり生活習慣病は予防は単に健康問題のみならず、医療費面からも取り組まなければならない喫緊の要事であります。
しかしながら、これらの命題に不可欠である専門のマンパワーについて、行政においては、近年の財政事情から極め細かな体制の構築が困難な状況にあると考えられます。
このような状況に対し、かつて保健活動の主体を担ってきた団塊世代の専門職が大量退職という時宜を得て、再活用のための組織化を図ることは、キャリア本人にとっても、従前の培われた知識・技術を活かせる働きがいのある活動としての価値観を生み出し、しかもボランティア意識の高揚と公益支援達成感を得るなど、その活用は、まさに時代背景に即したものであり、また適任であると思われます。
そこで、定年退職をした保健師等の専門職により組織化された特定非営利活動法人としての活動は、時間的・場所的制約もなく、その対象も乳幼児から高齢者に至るまで、個々のニーズに沿った柔軟な保健活動や介護予防など、幅広く支援可能であることから行政、企業、団体などと連携や協働により、広く地域・職域の健康づくりの向上に大きく寄与するものと考えます。
また、法人格をもつことにより、社会的信用性の確立と、財政基盤の安定等も図ることができます。
理事長の挨拶
初代理事長(現顧問)の宮﨑凖子氏から引継いで、当法人の代表として、事業推進や組織運営の調整役を担っている坂元博子と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。
当法人は発足から10年が経過しました。この間、会員の努力により活動を積み重ね一定の事業の定着がみられています。これも会員はもとより委託事業者・団体・自治体などの関係する皆様のご支援の賜と感謝申し上げます。
政策としての生活習慣病予防の推進は、健康増進と医療費適正化計画のもとに、健診データ等を分析活用して、未受診者対策や糖尿病性腎症重症化予防など行政、企業、団体等と連携・協働のもとに、効果のある保健指導事業の実施が一層求められています。
また国においては、保険者の厳しい財政状況や専門職の限られた人的資源の中で、特定保健指導の質を確保しつつ、対象者の個別性に応じた現場の専門職による創意工夫や運用を可能にして、効果的・効率的な保健指導を推進することにより実施率の引き上げにつなげるとして、第3期特定健診・特定保健指導実施計画が出されました。
当法人の活動は保健指導に特化しており、個人別に健診結果から身体状況と生活習慣の関連を判断し、現在までの生活習慣、家庭環境、職場環境、行動変容ステージ、健康に対する価値観などから健康課題について、総合的にアセスメントし、対象者自らが解決方法を見出していく過程でセルフケア能力を強化していけるよう支援する力を求められます。
そこで全会員が課題を共有して経験を積み重ねていけるよう、全体研修を計画的に開催するとともに、会員相互のコミュニケーションを図れるよう内容を充実して取り組んでいます。
新会員研修としては、全体的な組織運営や事業ガイダンスの紹介、各事業の実施内容と方法などについて受講していただきます。さらに事業見学研修を経て事業に従事していただくなど、現場で一人一人の不安に寄り添える体制をとっています。
また個々の事業には、経験のある従事者を主担当に位置づけ、事業運営に係る調整や特定保健指導実施者の現場の悩みや相談を事業企画・研修企画に反映していくしくみをとっています。
さらに未受診者対策や糖尿病性腎症重症化予防事業など訪問や電話支援を通じて、個別の対象の生活や環境のアセスメントから、社会経済要因を把握し、健康格差の是正への課題を取り上げ保健指導に活かしています。当会員の医師や大学識者の支援を得て調査研究への取り組みは当会の強みと考えています。
会員の皆さん、当会の活動に賛同いただける専門職の皆さん、ライセンスを生涯のものとして保健活動に貢献していただけるよう、その受け皿としての組織づくりにも取り組んでいますので、是非お声をかけてください。
沿革
申請に至るまでの経過
私たちメンバーは、今まで保健師等専門職として培ったノウハウを、定年や育児等で退職後も余裕のある時間を生きがいのある活動に生かしたい、そしてゆとりを持ちながら主体的な働きがいのある活動をしたいといった考えを持って、何度か話し合いを重ねるなかで特定非営利活動法人としての活動をしていくことに意見が一致しました。主たるメンバーは、特定非営利活動法人を立ち上げる準備として、生活習慣病の新しい概念であるメタボリックシンドロームや、効果のあがる保健指導の研修会などを受講したり、介護予防活動に参加したりと、積極的に学習や実践体験を積んできています。
そしてこれらのメンバーはコミュニケーションスキルの向上や個人情報の保護等の学習や検討を重ね、特定非営利活動法人として信頼の得られる組織の構築に向けて基盤固めをしてきました。こういったことは組織の透明性と説明責任をも果し、関係機関や団体と連携・協働が可能になるものと考えています。
特定非営利活動法人としての組織としても保健師、管理栄養士、健康運動指導士、医師等の実務的な多職種の充実を図っています。
事務局・スタッフ
事務局
団体名 | 特定非営利活動法人 健康サポートDODO大阪 |
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所在地 | 〒536-0024 大阪市城東区中浜3丁目9番15号 |
交通 | 大阪メトロ中央線、今里筋線「緑橋駅」下車徒歩約5分 JR大阪環状線「森ノ宮駅」下車徒歩約15分 |
電話 | 06-6958-4808 |
FAX | 06-6958-4808 |
info@ksddo.org | |
Webページ | https://ksddo.org/ |
代表 | 理事長:森崎 文子 |
スタッフ
名誉顧問 | 宮﨑 凖子 |
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顧問 | 坂元 博子 |
理事長 | 森崎 文子 |
副理事長 | 内藤 義彦 |
副理事長 | 鎌田 美恵子 |
理事 | 北野 令子 |
理事 | 徳永 羊子 |
理事 | 沼田 朝子 |
理事 | 原田 芳洋 |
理事 | 山下 典子 |
理事 | 山地 記代美 |
理事 | 山本 洋子 |
監事 | 池畑 久美 |
監事 | 福井 千鶴子 |
会員になるには
私たちの活動は、会員の皆様の会費および寄付金によって成り立っています。
活動趣旨に賛同し、入会を希望される方は、下記よりFAX用紙をダウンロードし、お申込みください。こちらから折り返しご連絡いたします。
入会金および会費
個人(正会員) | 個人(賛助会員) | 団体(賛助会員) | |
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入会金 | 5,000円 | 2,000円 | 10,000円 |
年会費 | 5,000円 | 1口1,000円 3口以上 |
10,000円 |
個人(正会員) | |
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入会金:5,000円 年会費:5,000円 |
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個人(賛助会員) | |
入会金:2,000円 年会費:1口 1,000円 3口以上 |
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団体(賛助会員) | |
入会金:10,000円 年会費:10,000円 |